8〜9年ほど前に装丁のお仕事を秋田の無明舎出版様からいただく機会がありました。
装丁のお仕事は初めてでした。校正を出せばつき返されるを何度も繰り返した覚えがあります。
とても厳しい現実でした。
本の装丁ですから内容が分からなければデザイン できる訳がありません。
何度も読み返し想像を膨らませ下書きをしました。
また、紙の種類も豊富で表紙や見返し、帯まで全て自分で決めなければなりません。
気取ったことをしようものなら容赦無くつき返されるを繰り返しながら
自分でも納得のいく装丁ができるようになってきました。
結果的に3冊手がけることができました。この時の経験は今でも役に立っていると思います。
この本たちを見ると、つき返されたあの時のことをいつも思い出します。
中身のあるデザインとは何か…… これからもずっと心に響いていくんだろうなぁ…